「石川県・遊穂の御祖(みおや)酒造に行って来たがや。2008.09」
【御祖(みおや)酒造】
| 蔵見学中に数件のお客様などからTELが入り、 途中途中で外へ出ていましたので 写真が少なくてすいません
白藤さんと違って、 人の力とキカイを上手に使って造っています。
つい3年ほど前までは 地元用の普通酒ばかり造る蔵でしたが 、写真中央にいます蔵元 藤田美穂さんが 一念発起して造りました「遊穂」は 手造りを中心として造り上げたこだわりの地酒です。
それが今や御祖酒造の主力商品となっています。 |
今はほとんど使っていませんが、 普通酒用の米サイロ兼洗米機です。 これで洗米された米が下のコンベアに乗り、 右側にある甑(こしき)へと投入されます。 | |
| 次の写真も今ではほとんど使われていませんが、 甑(こしき)で蒸された米をクレーンで持ち上げ、 左側の放冷器で冷やします。 これを麹米と掛米に分け、それぞれ運びます。 |
写真にはありませんが、麹米は麹室へ引き込み、麹菌をふり、麹をつくります。
掛米はそのまま仕込タンクへもっていき、水と一緒にタンクへ投入します。
その後かい入れ(もろみをかき混ぜる作業)を行います。
遊穂は小仕込のため、この小さい洗米器で合計3回洗米します。 今年の遊穂で初めて使用しているそうですが、 去年とくらべて糠がきれいにとれるようになり、 原料処理が良くなったと自信満々で美穂さんが言っています。 | |
| 次の写真はさらに良い洗米をする為に作った遠心分離型洗米器。 先ほどの洗米器で洗った米をさらにこの機械で洗米します。 ここまで徹底した洗米をする蔵はあまりありません。 |
この後の写真はありませんが、遊穂は麹は箱麹、仕込量は1t〜1.5tで仕込みます。
しかも石川県ではめずらしい箱元造りもしております。
それが「ひやおろし」としてただ今発売中です。
やわらかな口当たりで、しっかりとした飲み応え、米の旨味を感じる酒造りをしている蔵です。
【当店の御祖酒造商品リストはココをクリック】